PCでヴァロラントを快適に動かすためのスペックは？推奨＆最低動作環境まとめ

競技志向ユーザー向けハイエンド構成では

もしも、競技志向のユーザー向けにハイエンド構成を組む場合、各パーツは「VALORANTで240fps以上を安定して出す」「配信や録画、マルチタスクでも余裕がある」という2点を軸に選ぶのが基本です。

まずCPUには、Intel Core i7-13700またはAMD Ryzen 7 7700Xクラスが候補になり、どちらも8〜12コアを備え、高いシングル性能とマルチスレッド性能を両立しているため、ゲーム本体の処理に加えて配信ソフト、ボイスチャット、ブラウザなどを同時に動かしてもフレームレートが落ちにくいのが強みです。メモリは32GBのDDR5を搭載することで、最新タイトルや重いクリエイティブアプリケーションとの併用もスムーズになります。

VALORANT単体なら16GBでも足りますが、録画・編集や他ゲームとの行き来を考えると32GBあると将来的にも安心です。GPUはNVIDIA RTX 4070 TiまたはAMD Radeon RX 7900 XTといったハイエンドクラスを選ぶことで、高リフレッシュレートのフルHDやWQHD、さらにはマルチモニター環境でも安定したフレームレートを維持できます。

VALORANTは比較的軽めとはいえ、240Hzモニターで常時高fpsを維持したい場合には、このクラスの余裕あるGPUが有利に働きます。ストレージには1TBのNVMe SSDを採用し、OSとVALORANTに加えて複数のゲームや編集データを保存できる容量を確保します。NVMeタイプであれば読み書き速度が高速なため、ゲームの起動やマップロード時間も最小限に抑えられます。

OSは最新機能とセキュリティ面で優位なWindows 11 64bitを前提とし、TPM 2.0やセキュアブートを有効化しておくことで、将来のアップデートや新機能にもスムーズに対応できます。こうした構成なら、競技シーンを本気で目指すプレイヤーでも長期的に不満の少ない、非常に強力なVALORANT環境を構築できるでしょう。

ヴァロラントのフレームレート（fps）と快適性について

次に、ヴァロラントにおけるフレームレート（fps）は、プレイの快適さだけでなく、撃ち合いの強さや勝率にも直結する重要な要素で、まず30fpsは「一応動く最低ライン」と言えます。

映像がコマ送り気味になり、敵の動きがカクついて見えるため、視点移動やエイムを合わせる際に違和感が出やすく、入力から画面反映までの遅延も大きめです。カジュアルに雰囲気を体験するだけならプレイ可能ですが、ラウンドごとの細かな駆け引きやシビアな撃ち合いが要求されるヴァロラントでは、30fps環境は明らかなハンデになります。

次の60fpsは、一般的なPCゲームで「標準的な快適ライン」とされる水準です。多くのモニターが60Hz対応であるため、映像の滑らかさと操作感は大きく向上し、エイムの追従性もかなり良くなります。カジュアルプレイやシルバー〜ゴールド帯を目指す段階であれば、60fpsでも十分楽しめます。ただし、相手が144fps以上の高フレームレート環境でプレイしている場合、視認性や反応速度の面でじわじわと差がつきやすく、上位ランクを本気で狙うには物足りなくなってきます。そして144fps以上は、競技プレイを視野に入れたプレイヤー向けの水準です。

144fpsと144Hz以上のゲーミングモニターを組み合わせることで、敵の動きが非常に滑らかに描画され、角から出てくる瞬間や細かなストレイフも見逃しにくくなります。入力から画面への反映も速くなるため、同じタイミングで撃ち合った場合でも高fps側が有利になりやすいと言われます。プロプレイヤーやイモータル以上のランク帯では、144fps環境はほぼ前提条件であり、さらに240fps＋240Hzモニターまで視野に入れるケースも一般的です。このように、30→60→144fpsと上げていくほど、プレイ感は「遊べる」から「戦える」、そして「勝ち切るための環境」へと変わっていきます

。快適性と競技性の両方を求めるなら、少なくとも144fps以上の環境構築を目標にすると良いでしょう。

• 30fps：最低ライン。動作は可能だが操作遅延やカクツキを感じやすい。

• 60fps：標準的な快適スペック。多くのカジュアルプレイヤー向け。

• 144fps以上：競技プレイ向け。特にプロプレイヤーや高リフレッシュレートのゲーミングモニター使用者は必須。

スペック選びのポイントをご紹介

スペック選びで迷ったときは、CPU・GPU・メモリ・ストレージ・OSの5点を押さえておくと判断しやすくなります。

まずCPUは、最低でも6コア以上のモデルを選ぶと安心です。複数コアがあればゲーム本体の処理に加え、Discordやブラウザ、録画ソフトなどを同時に動かしても負荷を分散しやすく、フレームレートの落ち込みを抑えられます。具体的には、Intel Core i5／i7やAMD Ryzen 5／7の現行世代が候補になります。GPUは、フルHD解像度でヴァロラントを遊ぶだけならミドルクラスのグラボで十分です。RTX 4060や同等クラスであれば、高設定でも144fps前後を狙える性能があり、WQHDやより高いfpsを目指す場合は上位モデル（RTX 4070クラス）を検討するとよいでしょう。

メモリはゲームだけなら8GBでも動きますが、複数アプリを並行して使うことを考えると16GB以上が望ましいです。16GBあれば配信や録画をしながらでも余裕が生まれ、カクつきのリスクを減らせます。ストレージは必ずHDDではなくSSDを選びましょう。SSDならゲームの起動やマップロードが大幅に短縮され、試合間の待ち時間も減ります。容量は最低500GB、他タイトルも入れるなら1TB以上あると安心です。

OSはWindows 10または11の64bit版が前提で、常に最新アップデートを適用しておくことが重要です。セキュリティ面の強化だけでなく、ドライバーやゲーム側との互換性も保ちやすくなります。こうしたポイントを満たした構成を選べば、コスパを意識しつつもヴァロラントを快適にプレイできる環境を整えられます。

• CPUは最低6コア以上を推奨。複数コアで処理負荷を分散できるCPUが好ましい。

• GPUはフルHD解像度ならミドルクラスで十分。より高fpsやWQHDを狙うなら上位モデルを選択。

• メモリは8GB以上、配信するなら16GB以上が望ましい。

• ストレージはHDDよりSSD。ゲームの起動速度・ロード時間が大幅に改善。

• OSはWindows 10または11の64bit版を最新に保つこと。